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導入事例

eMplex PBMの導入でプロジェクト個別原価の「見える化」と 現場の採算意識向上を実感しています。

株式会社アイ・エム・ジェイ

インターネットは、インタラクティブ性を備えたメディアへと変革を遂げ、既存の4大メディア(テレビ、新聞、雑誌、ラジオ)との融合が進みつつあります。そして、情報収集のツールからリアルタイムな情報発信や情報共有の場の提供、エンタテインメントコンテンツの配信、グローバルコミュニケーションの手段などで活用できる最もアクティブなメディアへと成長しました。
ビジネスや日常の生活でもアクセスの多いインターネットは、企業のコミュニケーション戦略の中心となり、利益を産み出すためのツールとして取り入られつつあります。常に新しいアイディアを取り入れチャレンジし続けることで競合相手と差別化を図り、さらなる利益を享受するためのメディアへと進化を遂げようとしています。

クロスメディアを駆使した斬新なアイディアでクライアント企業のコミュニケーション戦略を企画・提案し、インタラクティブ・エージェンシーの頂点を目指す株式会社アイ・エム・ジェイの常務執行役員(経営企画本部ウェブインテグレーション事業本部管掌、経営企画本部長)脇尊裕様、経営企画本部 事業統括室室長・中野崇仁様、経営企画本部 事業統括室マネジャー・鷹觜謙様にお話をお伺いしました。

事業拡大に伴う管理体制の見直し

株式会社アイ・エム・ジェイのウェブサイト ─ 事業内容を教えてください。
アイ・エム・ジェイ(以下IMJ)グループは、Webインテグレーションの国内リーディングカンパニーとして、モバイルインテグレーション、広告マーケティング、エンタテインメントを含めた4つの事業領域を融合した提案力で高く評価されており、他社には真似のできないクロスメディア・ソリューションをクライアント企業様に提案しております。また、IMJグループが専門的な知識を集結させて創り出す広告戦略は、クライアント企業様の商品やサービスの認知度を高め、企業価値向上のサポートを可能にしています。今後は、eMplex CRMのプロジェクト収支管理製品eMplex PBMを導入することを機に、各プロジェクト単位でPDCAサイクルを実行し、顧客価値の向上と利益率向上の両面に取り組んでいきたいと考えています。

─ 導入前の課題はどのようなことでしたか
一言で言うと、事業管理の要となる、「個別案件単位の採算管理が徹底できていない」という課題がありました。eMplex PBM導入以前は、自社開発した管理システムを利用していたものの、その用途は主に、見積書・請求書等を発行するためのワークフローシステムとしての役割が中心であり、残念ながら個別案件にPDCAサイクルを埋め込むための有効なツールにはなっていませんでした。また、組織単位で事業のコンディションを把握するツールとしては、表計算ソフトを利用していたため、その編集プロセス・共有プロセスにおいて、無用な手間がかかったり、ミスが発生したり等の問題があり、結果として意思決定につながるような精度まで、社内情報を編集しきれていないという課題がありました。平成13年の上場以降、おかげさまで業容は順調に拡大してきましたが、その一方で、管理面での対応が追いついていなかったといわざるを得ない状況でした。

─ どのような点が導入効果として見えてきましたか
先ずは、事業推進上のメリットとして、候補案件の受注の可否判断について、従来以上に定量的な計画に基づいた、客観的な判断ができるようになりました。eMplex PBMの予算登録機能を活用することにより、これから取り組もうとしている案件にかかる様々なコストを事前に、発生月単位まで落としこんで予想することで、案件全体の妥当性を、より客観的に判断できるようになっています。我々が主に取り組んでいる受注ビジネスにおいては、社内だけでなく、外部パートナー様との連携も含めた意味での、工数管理をしっかりと行うことが、クライアント様とお約束したQCDを守る上で、重要な要素です。それらの費用を工数単位で事前に見積もり、案件判断に織り込むことが可能となりました。月度で案件の進捗を確認するという面でも、非常に有効に機能しています。
次に、組織マネジメント上のメリットとして、現場が取り組んでいる全ての案件を、eMplex PBMという一つのインターフェイスにより、網羅性を持って把握することが可能になりました。eMplex PBM自体は、どちらかといえば実行することが確定した個別案件の採算管理を主眼においた製品といえますが、運用上のちょっとした工夫や、わずかなカスタマイズにより、成約確度の低い案件から、高い案件まで、複数の案件ステータスを区別して把握することも可能でした。従来は、一定以上の確度の案件のみを表計算ソフトで共有していましたが、eMplex PBM導入を契機に、確度の低い案件も共有することができ、特にフォーキャストの観点で改善が図られました。

現場社員の採算意識向上に効果を実感

─ 導入後、社員の方々のモチベーションに変化はありましたか
個別案件が目に見える形で計画段階からその結果までを共有されることになったことで、より自分が取り組む案件の採算を意識するようになってきました。これまでも現場のメンバーは高いモチベーションと、問題意識を持っていましたが、eMplex PBM導入を契機として、それらを経営層にぶつけてもらうことができた、と感じています。その意味では、IMJにとっては、eMplex PBM導入プロジェクト自体が、社内のメンバーの皆さんの前向きな気持ちを、行動につなげるための一つのきっかけになったと感じています。一方経営レベルにおいても、新システム導入を機に、案件判断の軸を再度見直し、より高いレベルでの判断をすべく、結果として決裁権限をも見直すこととなりました。

─ 過去にも導入を検討した経緯があったとお聞きしましたが
冒頭のような状況を鑑み、eMplex PBM以外にもIMJでは、既存システムに代わる新たなシステムの導入を検討・着手したことがありましたが、対象となったシステムの問題ということではなく、社内の意識・体制が追いつかず、うまく機能しなかったという経緯がありました。従いまして、同じ轍を踏まぬよう、今回の導入プロジェクトでは、実際に使っていただく方々=現場の皆さんの意志を固めるべく、導入プロジェクト組成時点より、事業責任者と管理系責任者の両名がプロジェクトマネージャーとなり、連携をとりながら推進してきました。新システムリリース後にも、想定外の事項は複数発生しましたが、オペレーション上大きな混乱もなく安定稼働までこぎつけた背景には、この現場と管理が一体となって導入に取り組んだことがあります。

エンプレックス社導入の成功ノウハウ実践

─ 『eMplex PBM』を採用されたポイントはどこですか
主に、3つのポイントで判断しました。 先ずは、機能です。個別案件の採算管理を軸に、経営管理のレベルを上げていきたいという我々のニーズに、eMplex PBMは非常に適していました。 次に、誠実な導入支援の姿勢です。eMplex PBMで実現できることを分かりやすく説明頂くだけではなく、IMJの状況を理解し、本当に意味のある形にしたい、という視点での提案を頂くことができました。導入を社内で決定する前の段階で、「この企業様なら、最後まで責任を持ってフォローしていただける」という印象を受けました。
最後に、価格です。eMplex PBM以外にも、国内外の同機能のパッケージ商品を検討しましたが、いずれも投資予算を大幅に上回る見積もりとなっていました。対してeMplex PBMは、若干のカスタマイズを見込んでも、投資予算範囲での実現が可能な見積もりを頂くことができました。

月次決算の早期化へ

─ 他に何か採用に至るポイントはございましたか
個別案件の採算管理に加え、「管理会計と財務会計のシームレス化」にも、取組みたいと考えていました。これは、現場のメンバーが、案件推進に必要な情報を無駄なく入力することで、後工程で発生する財務会計の手続き(取引に伴う仕訳等)を自動的に行うことを想定していました。この流れについても、実際エンプッレックス社様自身が構築され、実現されていることをお聞きし、「自社で実績のあるエンプレックス様にお願いするのが、間違いないはずだ」と考えたことも、eMplex PBMを選定させて頂いた要因でした。実際、管理会計と財務会計のシームレス化も成功し、特に経理部門をはじめとする管理部門の作業効率の大幅な改善がなされました。

─ 『eMplex PBM』導入の際のエピソードなどありますか
導入作業はエンプレックス様の導入支援コンサルタントに依頼させていただきましましたが、過去の経験から、システム導入費用というものは大体当初見積りの 1.5倍くらいかかるのが普通だと思っていましたので、最初に提示された見積り範囲内で収まるか、正直不安がありました。ところが、突発的なカスタマイズはあったものの、ほぼ当初の予算通りでカットオーバーすることができ、驚くとともに、コンサルタントの皆さんの献身的な姿勢に大変感謝しています。
また、コンサルタントがカバーできない財務会計の詳細な質疑応答については、経営管理の取締役様まで個別課題にも直接対応して頂くなど、エンプレックス社様が全社一丸となってサポートをしてくれていることを肌で感じ、安心してプロジェクトを進めることが出来ました。
稼動当初の1〜2カ月は、現場もスタッフも、新しい操作方法と画面に慣れていないため若干の戸惑いがありましたが、すでにほぼその戸惑いも消えていますので、これからはさらに効率良く利用できると考えています。

管理会計と財務会計のシームレス化も成功:イメージ図

活用できるシステムへ

─ 導入のために社内の意見はどのように取り入れましたか。
今回の導入は、過去の失敗も踏まえて、システムを入れるのが目的ではなく、「あるべき姿で業務を遂行する」のが目的でした。関係各位より、カスタマイズの要望が出る都度、原点に戻って「何故、このシステムを導入するのか?」、「システムをどのように活用するのか?」という議論を持つことで、「使うかわからないけど、何となくあったらいいかも」といったようなレベルのカスタマイズを回避することができました。
当然のことながら、一部の業務はマニュアル運用でカバーしなければならず、社内からは「以前のシステムで管理をした方が楽で簡単」という意見もありましたが、システム導入の原点に立って「なぜ、以前のシステムではだめで、eMplex PBMシステムを導入しなければいけなかったのか」という意識を都度、社内で再確認をしました。

─ 運用上のルールで工夫された点などありましたか
従来からの課題でしたが、現場が認識している全ての案件を共有してもらうことが、フォーキャストの観点での大きな狙いでした。現場としては、プレセールス段階の案件でも、成約の確度の高いものも低いものもあるにもかかわらず、これらを混同し、同じステータスとしてくくられ、経営層に「見込数値」として認識されてしまうようなことがあれば、当然、違和感を覚えます。この問題を解消するために、プレセールスの段階で見込案件をeMplex PBMに入力してもらうためのルールを工夫する必要がありました。具体的には、若干のカスタマイズは伴いましたが、プレセールス段階の案件についても、確度を2段階に分けて把握できるよう設定し、対応しました。結果として、確度の低いプレセールス案件、確度の高いプレセールス案件、クライアント様から発注を頂いた案件と、収益計上以前のステータスでも、3つに明確に区分して把握することが可能となりました。

今後の展開

─ 今後の活用プランについてお聞かせ下さい
eMplex CRMの各製品は、単体での運用も可能ですが、製品を組み合わせることによって情報を連携させ共有できるので、その長所をIMJの業務にも当てはめていきたいと思います。まずはeMplex PBMのフル活用による個別案件の採算管理の精度をより高め、次のステップでは、案件の入り口段階からクライアント様とのやりとりがしっかり社内で共有できるよう、eMplex SFAの導入を検討していきたいと思います。合わせて、社内ワークフロー及び電子稟議システムの一元化という視点で、eMplex EIPについても検討していきたいと考えています。

─ 本日は、貴重なお話をありがとうございました。

株式会社アイ・エム・ジェイ Webサイト

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